2015年10月26日月曜日

ゲームレビューする第9回終天のトロイメライ

開発運営:オペラハウス/DMMゲームズ(DMM.com) サービス開始終了日:2015年4月21日-9月30日 ジャンル:クイズ+ADV

本作はアニメーション制作会社とゲーム制作会社の二束のわらじを履き、声優養成事務所「ラベリテ・プロ」を経営している「オペラハウス」がDMM.comと協業で開発運営した乙女クイズADVである。「オペラハウス」は同社と一応「ミスティアージュ」というPCブラウザ専用ソーシャルゲームを出しておりこっちは一年半と本作よりは長生きした結果を出している。
本作のタイトル画面、リロードすると6種類ぐらいまで画像が切り替わる。
この時期各社がこぞって「ADV以外でも遊べる乙女ゲー」を出してきて、まず
・ジークレスト「夢王国と眠れる100人の王子様」
・アエリア/開発サクラゲート「守護騎士-パラナイ-」※当blogにあるユニゾンクエストのレビューにてブレフロクローンとして取り上げてます
・DMM.com「忍務遂行」
がリリースされている。この先駆けが2014年にアンビジョンから出た神経衰弱パズル×乙女ゲーの「ラブ☆ヘヴン」と言っても言うまでもないか。それより前に2010年に「守護騎士-パラナイ-」のサクラゲートが開発運営していた「クイズde彼氏」(※2011年初頭にサービス終了)が草分けと言って過言ではないと見ております。

本作は今年2月に発表され、4月に事前登録開始。4月下旬でサービス開始、何故か今年9月30日にサービス終了するという早さで幕を閉じてしまった。稼動期間5ヶ月である・・・。

本作の内容はチケット消費型ADVではなく、体力消費型4択クイズゲーム。
話は主人公有坂志乃(名前変更可能)は幼馴染みとはぐれ、一人彷徨った先には・・・
ここからタイムスリップというか、異世界みたいなところに行くわけです。
イギリス軍と戦争をしている
フランス革命軍
ヴァンパイアが統治している
新生ローマ帝国
主人公の幼馴染がいる
イングランド軍
左フランス軍リーダージャン、中央イングランド軍リチャード、右新生ローマ帝国皇帝ジークフリード、
この3つの勢力×各3攻略可能キャラのうち一つを選びます。

3つの勢力×各3攻略可能キャラのうち一つの勢力を選び、途中で一人のキャラを攻略しエンディングを迎えるゲームになっている。

本作のナビゲートキャラ、「精霊」本当にそのまんま。名無しのままで良かったんじゃないの?
筆者は最初に実質不老不死のヴァンパイアである新生ローマ帝国皇帝ジークフリートを選んで進行。一応サービス終了告知後に駆け足でプレイして行ったが、他ゲームプレイでの挟みで一日貼り付きで2、3日無課金で攻略キャラ一人の話が終わるのでプレイ時間は長くないです。最初たどり着いたエンディングはノーマルですがクリア以降、課金石ですべてのエンディングが見れますが、途中入る選択肢を選択直後のシナリオ・ボイスは各シナリオのアーカイブに入ってないです。ただ、一人の攻略キャラのエンディング後もう一人キャラを攻略プレイしたら突然クエスト内の必要体力が増えていったので、この辺は体力回復以外の方法(体力回復のオーバーフロー等)、開発者は考えなかったのかな、正直困る。
クイズ部分は床をタップしながら移動、その間数回のエンカウント戦闘があり、そこはクイズで戦闘します(クイズの種類は4択と○×しかない)。
正直このシステム、ダルかった・・・(本音)。
パーティ3人のパラメータは装備しているアバターで数値を担ってます、クイズで勝つとパーティ3人が一斉攻撃し、正解し続けると各キャラの必殺技や特定キャラが居るのみ発動可能の組み合わせ必殺技も使えます。不正解になると敵が攻撃し続けるとプレイヤーの体力がドンドンなくなってきます(当然ゲームオーバー)。
チュートリアル部分の戦闘は音楽流れますが、本番になると流れません(本当)。
最後ボス戦に勝利しクリア、エンディングまで次のクエストへと典型的なものになってます。ただ、従来のチケット消費型ADVと比べてかなり手間のかかるものになっていたのも事実であり、正直ADVで出した方が良かったんじゃないかなぁと思いました。

本作は、ソーシャルゲームとしては多くの欠陥を抱え、
・友達登録しているのに戦闘前に友達を選ぶ意味があまり無い(プレイヤー単体で完結している)
友達コードがあるのに入れる所がない、特典もない
コミュニティがあるのにコミュに入っても特典がない、豪華声優陣を起用しているのに殆ど話題になっていない、稼動当時は本作の広告大量に見かけたのに!
・各3キャラ装備可能なアバターがあまり意味を成してない、そもそも主人公だけが着替えればよかったのでは
箇条書きにしてまとめると、もうソーシャルじゃないって感じ。

これらが敗因となり、本作のサービス終了に繋がったという感じです。
本作を作ったオペラハウスが今年9月以降何も告知をしてない事を考えると水面下に経営はヤバいという感じがあります。ただ同社が制作した買いきり型の乙女ADVゲーが未だに配信している事が救いかな、という所です。